伝統工芸・民芸からの脱皮

2010年09月06日

伝統工芸   民芸からの脱皮


 日本の伝統工芸の真髄
   伊勢神宮式年遷宮
      伊勢神宮では20年毎に式年遷宮の事業が続けられています。
      これが本来の日本の伝統工芸の技術の伝承の実態であります。
      宮大工を始め、1000種の工芸技術が伝承され続けられています。

 日本の伝統工芸の価値
   ジャポニカ運動での価値
      19世紀において、日本文化や作品が多くパリを始めとする博覧会に
      出展 その影響はその後の文化、経済、芸術に大きな影響を与えました。
      日本のこころは、繊細で時には大胆、その上完成度が高いものです。

 日本の伝統工芸の展開
   日本のこころの表現
      日本の文化の特徴の原点はどこにあるのでしょうか
      このことを明確にすることで表現方法の基本が出来ます。
      今は、忘れかかっている日本人のこころと文化

 日本の伝統工芸とは
   日本伝統工芸 
      日本人のこころから生まれ、伝統工芸の技術から生まれる工芸
   日本伝統的工芸
      経済産業省の指定で、地場産業の経済的補助事業を目的とした地域産業
      補助金を目的として、工芸技術面での裏づけが劣っている。単なる民芸
      


  


Posted by ふじ・愛サン at 02:01Comments(0)プロの世界

六古窯

2010年09月06日

六古窯
 備前、丹波、信楽、越前、瀬戸、常滑
 ミホ・ミュージアムで六古窯展が開催
 今までは、単に鎌倉時代からの古窯産地との理解

 違った。

 常滑=大陸・中国の影響
 瀬戸=大陸・中国への羨望 釉の世界へ
 越前=朝鮮半島の影響
 丹波=他世界からの影響
 備前=生地からの暗さ
そして
 信楽=明るく健康的

 
 海外での SHIGARAKI の評価は何なんだろう。

 日本のこころ~日本の源流~日本の根源

 今一度、ふるさと・しがらきの再構築を。

 かたちだけでなく、こころでの表現を・・・・・。





  


Posted by ふじ・愛サン at 01:01Comments(0)日本のこころ

もう一つの信楽のかおり

2010年09月06日

かおり風景百選
 環境庁が選定しています。ここに信楽のかおりが選ばれています。
 なぜか環境を汚しているのが、申請、選ばれているのか?
 信楽の登り窯、穴窯などの薪窯からの立ち上る煙とのことです。

 伝統文化として捉えられているのでしょう。

もう一つの信楽のかおりがあります。
 登り窯の内部のかおりです。
 登り窯で陶器を焼成後、作品や製品を排出後の窯の中です。その室内は50度以上。
 この中に身を置いていると、なんともいえない心地良さを覚えるのです。

 そこには大きな力、エネルギーを感じ、力が甦ってきます。
 子供のころは、この場所が一番落ちつける場所。特に冬においては暖もとれました。

 今に思えば、遠赤外線が豊富であり、身体の芯から温まったものです。
 この高熱で、乾燥しきった場所において秘密の隠れ家だったのでしょう。

 一月に一回の楽しみの場所。
 今ではこの経験者は多くは無いでしょう。

 穴窯では、最近の作品を主体とした登り窯でも得られない空間と世界。
   


Posted by ふじ・愛サン at 00:01Comments(0)しがらきの町

新聞の特集記事

2009年01月11日

新聞の特集記事



一時 各位新聞の特色が薄れ、各新聞が同じように感じられ、休日などに読み比べる楽しみが減っていたが、
最近その特色が以前のように表れており、楽しみが復活している。

朝日新聞は、政治・経済をより深く、特に海外と国内との結びつきや影響力の内容が把握で
        きる。
読売新聞は、政治・経済や社会情勢を、生活者の対場への結び付けや方向性を示している
        ように思われる。
毎日新聞は、政治・経済や社会情勢を、客観的に捉えることにより、読む人への不安を与え
        ないように。

京都新聞は、さすが京都地区の行政・経済や社会情勢にきめ細かいものである。地元紙の
        ない滋賀ではこの新聞の滋賀版が・・・。
中日新聞は、中京地区の行政・経済が中心ですが、滋賀版においては決めこまかく生活者
        の立場での記事でしょうか。特に滋賀中部から北では地元紙として・・・。


そのなかで、3日から7連続での連載記事がありました。お気づきの方も多いことでしょうが、今年への生活者の切り口としての記事です。

テーマ  標なき時代に
 第一日目  一万円に込める「志」   「目先の利益主義 やっと終わる」
 第二日目  地方の技術 宝の山   「景気低迷の今 本物が光る」
 第三日目  買い物で未来を変える  「消費者の目が生産者を導く」
 第四日目  主婦の知恵から新事業  「みんなに教えてあげなきゃ」
 第五日目  第二の人生 単身赴任  「妻は値域に根付いている」
 第六日目  社会貢献へ若者起業   「稼ぐのがゴールではない」
 第七日目  隣人と絆結び直す時    「ものは豊かなのに生きづらい」

 各分野において、素晴しい切り口での提案と表現 
 各界での念頭の挨拶で参考とされたとか・・・・・。

 一度目を通すことを勧めます。
 感じることがあれば今年を楽しく前向きで過ごせることでしょう。

 

 新聞社は 読売新聞 やはり読売新聞でした。











  


Posted by ふじ・愛サン at 06:01Comments(0)今日の出会い

茶道の文化から Ⅱ

2009年01月05日

茶道の文化から ものづくりの 原点を



ものづくりにおいて 二つの目的と手段とその背景があります。
その前に 目的と手段の世界の理解が必要となります。

茶道の世界も、政治の権力の手段に直接結びつけるときと  人間関係の和の手段として使われたときがあります。

今の時代は、安心・完全を求めるときであり、この時代に自己において何が出来るかというより、何をすべきかである。
すなわち、何が出来るかでは周囲を見渡せばその出来ることが何の特徴も得られないものである。
何をすべきかとは、創造力と実行力の結集である。その者の経験と周囲の環境での範疇を充分に生かして、その世界を最大限に広めた結果である。それを生かす土壌の有無がポイントとなるのでは・・・。


禅は自己の内面の整理に役立つが、 茶席とは対面、同席の世界で高いところでの和である。



ものづくりにも 芸術と製品があります。

芸術とはつくり手の感性が主体ですが、そこには作家への背景が必要となるのです。最高位に辿り着くと、国の無形文化財=人間国宝となるのです。分野が異なっても個でなく公での範囲で価値が認められれば地位と生活が安定します。
昨今、伝統文化も無い単なる歴史がある産業地において人間国宝をつくる話がありますが、その前に伝統文化が何かを知ることが必要です。
日本文化に関する伝統芸術分野は、幼い頃からこの文化に触れていることが前提となります。それで作品において内面からのものづくりが出来るのです。 単に感性からのこの分野に参入は、伝統文化より新しい提案しか場所はないでしょう。


もう一つは製品をつくることです。もの余りのこの時代において、単にものをつくってもなかなか購買力には結びつきません。社会や経済の動向を把握して、次なるものを提案することが重要となります。
消費の面白さを一度覚えてしまうと、人々は次なる消費の対象を探します。ただ見る目が備わって経済力が小さくなれば、そこには消費の機会や金額が小さくなります。
ものを造ってから、消費者・生活者へのルートを探すものづくりの時代は終わったのです。最大公約数を持つより、最小公約数を複数持つ努力が必要では・・・、ただし同じ範疇での・・・・・。


いづれにしても、 安心・安全 を求める社会において、日本文化の本質を再度見つめ直したいものです。


















  


Posted by ふじ・愛サン at 06:01Comments(4)日本の伝統文化